辺境カフェ café frontière

辺境を愛する旅人の書

続 「面倒くさい」について

以前、面倒くさいについて、書いたときに、次回に続くと予告しました。きょうは、続きを書きます。 

 また、「面倒くさい」について考えてみた

うん。確かに、わたしは考えすぎな人、とは自分でも思っているのですが、せっかく考えたので、書いてみます。

こちらが、前回の記事。

ikiru.hatenablog.jp

 4つリストアップした中で、

「4. 旅をしている途中や、空港や駅にいる時には、面倒くささを感じない。」

ことについて、書き損ねたので、それについて、追加で考えました。

空港や駅にいる時には、面倒くささを感じない

わたしは、一人旅が大好きです。旅しているなかで、空港や駅のカフェで、乗り物を待っている時、お茶しながら、本を読んだり、もの書きをする時間が大好き。1時間、2時間待ちぐらい、ぜんぜん平気です。

なぜ、そんなに好きなのか?何が好きか?

  • 乗り物に乗るのが好きだから、ワクワクして、うれしい。
  • ここからその気になれば、いろいろなところに行けるのかと思いを巡らせるのが楽しい。
  • いろいろな人が、背筋をのばして行き交う空気がいい。いろいろな人が、いろいろなところから来て、いろいろなところに向かっていると、想像すると楽しい。
  • 早めに空港や駅について、待ち時間が長いのは、遅れそうになってバタバタ到着するときの焦りとの対比で、「きょうは時間がたっぷりあって余裕〜」という、感覚が湧き上がり、リラックスしてうれしくなる。
  • 既に荷造りしてあって、手元に荷物も全部あって、準備万端ととのっており、ただ立ち上がりさえすれば、出発できるので、気持ちが軽い。

ああ、いま、その感覚を思い出して、気持ちが軽やかになってきました〜。

環境が感覚を作る & 環境を想像すれば感覚もよみがえる

とくに、後ろの2つに注目してみましょう。

これって、実は、空港や駅(のカフェ)、そのものが持つ特徴ではなくて、わたしの心が、どのような状態に置かれているか、ということ。心理的な重荷や負担感がないからです。

「摩擦が少ない」、「するする、羽が生えているかのように動けます!!」という感覚です。ああ、なんて軽やか。

この軽やかな感覚、わたしは大好きです。どこにでも行ける!なんでもできる!

この感じが、「面倒くさい」の反対じゃないかな、と思いました。心の摩擦が少ない。葛藤がない。もう準備がととのってるから、あとは、ちょっと立ち上がるだけ。今にでも立ち上がれますよ、今か、今かと待っている。

面白いのは、実際に旅行に行く時でなくても、空港や駅に行けば、その場の空気感によって思い出されて、軽やかな気分になれる、ということです。

さらに、今、自宅でこれを書いているわたしの気持ちが軽やかになっているよう、実際には、空港や駅に行く必要さえもない。

環境が感覚を変えるし、そういう環境を思い出すだけでも、感覚にはたらきかけることができるんですね。

とすれば。何かをやろうとして、大切なことなんだけれど、面倒くさいと感じる時には、軽やかな感覚を想起させてくれる場所に行くとか、または、そういう場所を思い出すことで、その感覚を取り戻すのも、効果があるかもしれません。

そんなことを考えていたら、だんだん、一人旅がしたくなりました。一人旅に行くのも面倒くさいと、しばらくの間は感じていましたが、めんどくささよりも、その軽やかさを、もっともっと求めたい気持ちの方が、次第に、大きくなってきました。

ということで、来週から、行く先定めずに、ぶらりモロッコ国内の旅に行ってこようと思います。

 

   ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村